禁煙は体に良いことばかりです。いまや受動喫煙が問題視され喫煙スペースが限られたり、タバコも値上がりしたりなど辛いですよね。一服としてタバコでストレス解消していた人たちも、肩身の狭い思いをしてむしろストレスが溜まっているのではないでしょうか?禁煙の効果はすぐに表れます。簡単にできるとは言いませんが、今辞めてみてはいかがでしょうか。

【目次】

禁煙の効果は、喫煙による病気のリスクを軽減するだけに留まりません。
喫煙の影響で起きている様々な悪影響を緩和していく事が可能です。
個人差はあるものの、早ければ禁煙を始めて数日の間に前向きな変化が感じられます。

前向きな変化の例として、味覚が変わって食事が美味しく感じられたり、肌の調子が整って顔色が良く見えるといった日常生活面での改善があげられます。
たばこを完全に断てる状態になるまで待つ必要がなく、禁煙を始めるメリットの1つです。

禁煙の効果はさまざま!味覚が変わる!?

喫煙の習慣がある方は、喫煙中に前向きな効果を実感されているかもしれません。
例えば、喫煙者の多くの方が実感される落ち着きの効果ですが、実際にはニコチンを摂取できず落ち着かない状態を満たす行為です。
禁煙の場合は喫煙による落ち着き等の依存とは違い、喫煙の悪影響を受けていた状態から回復する事で得られます。

禁煙の効果として語られる例の多い、味覚の改善もその1つです。味覚の改善の効果がある方は、比較的早期に実感されるでしょう。
早い方なら、禁煙を始めてから早ければ1日の間に感じられる事です。
食事は毎日数回行う事ですから、喫煙習慣の有無が生活に変化を与える事が自然とわかる部分になります。
喫煙をする男性喫煙の習慣がある方にとっては、生活習慣が少し変わっただけで味が変わるはずはないと思われるかもしれません。
しかし、たばこの成分が人間の舌に影響して味覚を鈍らせる事は、喫煙をしている以上は避けられない問題です。

たばこが人間の味覚に影響を与えるのは、味を感じる舌の器官である味蕾に関係があるとされています。
例えば、たばこで味が感じにくくなる理由の一説として、たばこの煙の中に含まれる成分が味蕾に蓄積する可能性があると指摘する論文があります。
味蕾に蓄積された成分は、未来の再生を妨害して苦味を感じる能力を低くしてしまうのではないかと指摘する内容です。
喫煙が味覚に与えるリスクは様々な形で検証されているものですが、一方で禁煙を始めて味覚が鋭くなった事から生じるリスクにも気を付ける必要があります。
禁煙により食事を美味しく感じられるようになった事で、食欲が増進して肥満になる方もいるからです。

嘘のような話と思うかもしれませんが、禁煙後に太ったと悩む方は意外に多く事前の対策が必要な事です。
例えば、ダイエットに取り組む事は味覚の変化に対応する準備として有効になります。
食べ物を美味しく食べられて食事量が増えるという事は、逆に考えれば栄養状態が良くなり体を強くするチャンスです。
味覚の変化をリスクとせず、チャンスに変える事で禁煙をより良い形で成功できるでしょう。

これらのように、禁煙による味覚の変化は実行からさほど日を置かずに実現する事です。
そして、味覚の改善にともなう食欲の増進は禁煙を成功させる初期の試練の1つになるでしょう。

禁煙の効果で肌の調子がよくなる!

肌が綺麗な女性禁煙を始めた方の感想として、味覚が変わるのと同じくらい語られる事の多い成果に肌の改善があります。
肌が綺麗になったという感想を聞くと、単に気持ちの問題で綺麗に見えるのではないかと思われるかもしれません。
しかし、喫煙習慣の有無が肌の調子を左右する事は、味覚と同様に様々な形で検証されている事です。

綺麗な肌が得られる理由は、肌の調子を整える仕組みが上手く働く状態を取り戻しやすくなるからです。
そこで、喫煙状態と禁煙後の違いを知る事で、禁煙と肌の関係を上手く理解できるでしょう。

ニコチン

まず注目すべきなのが、たばこの主成分であるニコチンです。
ニコチンには血管を収縮させる効果があり、血の流れを悪くしてしまいます。
依存性の高い成分である事から繰り返し喫煙をする原因にもなるので、喫煙の習慣がある方はニコチンの影響で血流の悪い状態が多い事になるでしょう。
血流は肌の調子と深い関係があります。
血流が十分に保たれていると、人間が呼吸によって肺に取り込んだ酸素が細胞に行き渡ります。
細胞の中にあるミトコンドリアは脂肪酸等を利用して細胞に必要なエネルギーを作りだしますが、この時に大量の酸素を消費しなければいけません。

禁煙を始めると血管を収縮させるニコチンを取り入れる量が減少し、血管の収縮が起きずに血流が改善していきます。
この為、ミトコンドリアも活動的になり代謝が増して細胞分裂も活発になるので、肌の調子が良くなっていく事に繋がるでしょう。

一酸化炭素

次に注目すべきなのが、たばこの成分として意外に知られていない一酸化炭素による影響です。
人間が血流によって細胞に酸素を運ぶ際は、赤血球の中にあるヘモグロビンが運び手になってくれます。
一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンに結びつく力が強く、ヘモグロビンは酸素を運ぶ能力が弱まってしまいます。

この為、禁煙をする事でヘモグロビンが酸素運ぶ能力を改善して、ヘモグロビンがエネルギーを作りだす為に必要な酸素が確保しやすくなるでしょう。
酸素の行きわたった細胞は活発にエネルギーを作りだし、代謝を向上し細胞分裂も増え、肌の調子が改善しやすくなります。
たばこはがんのイメージが強く、それ以外のリスクについては軽視されがちです。
喫煙の習慣がある方はスモーカーズフェイスと呼ばれる皺が深く長い独特の容姿になるリスクがあります。
禁煙はスモーカーズフェイスになる事を避けたり、和らげたりする為に重要な選択です。

気合いだけでは禁煙できない!禁煙内服薬を試そう

喫煙のリスクを知り、禁煙を始めたものの長続きしないという方は意外に多いものです。
しかし、自分には無理だと諦めて自信を失う事はありません。
たばこの成分に喫煙習慣のある方の喫煙を促す成分が入っているのが長続きしない原因であり、決して喫煙をする当人が駄目だから禁煙できない訳ではありません。
気持ちだけでは禁煙できないのなら、禁煙内服薬を試していくのも一つの方法です。

禁煙の方法は人それぞれですが、禁煙内服薬を利用した方法は喫煙の習慣を止める為に有効なポイントが多くあります。
まず、ニコチン切れの対策ができる事です。
禁煙内服薬にはニコチン切れが起きた時に生じがちなイライラを緩和してくれるドーパミンの放出を促してくれます。
長続きしない要因を一つ潰せるので、禁煙の失敗を回避しやすくなるでしょう。

また、禁煙内服薬にはたばこの味を美味しく感じにくいようになる効果があります。
禁煙内服薬を使った治療は治療開始から一週間はたばこを吸える形ですが、次の週から喫煙をしない状態を保ちやすくなるでしょう。

禁煙内服薬は3か月間服用し続ける事になりますが、他の治療薬に比べて利用しやすい点があります。
例えば、保険が適用できる事です。
ニコチンパッチも保険が適用できる物もありますが、肌がかぶれやすい方には使いにくいでしょう。
この点、禁煙内服薬は飲むだけで使える手軽な薬として利用できます。

このように、禁煙内服薬は禁煙を成功させやすくなる様々なメリットがあります。
3か月間の治療代もたばこを購入する費用よりも安く、自分で少しずつ喫煙量を減らしていくよりも経済的な方法です。
これまで自力で禁煙を試みて失敗してきたという方や、あまり苦しい思いをしたくないと考えている方にとって最適解の1つになるでしょう。

喫煙は一般でよく言われるように、肺がんに代表されるがんのリスクを高める害の大きい習慣です。
病気になってから病院に相談するよりも、禁煙の為に禁煙外来を受診する方が安く済みます。
治療費から見ても、がんの治療には数十万円で済む方が多いものの、場合によっては数百万円かかるでしょう。
禁煙外来の治療費は多くは1万円台で済みますし、高くなっても2万円程度に収まります。

止めるつもりで止められなかったり、止めようと思って失敗し続ける間に、病気のリスクは高まっていきます。
1日でも早く禁煙を始めて健康リスクを下げる為に、禁煙外来と禁煙内服薬を検討するのは賢明な判断です。

関連記事

この記事をシェアする